各現場に配置した隊員の状況を一覧で把握するための処理です。
管制担当は管制処理・スケジュール処理で当日の予定を予め作成するだけで、各隊員の自宅出発・上番・下番などの状況を自動的に収集し、
一定時間までに応答の無かった隊員を把握する事ができます。
隊員からの報告が電話による自動音声等(IVR)か、メール内のリンクからの選択かでシステムが2種類あります。
尚、どちらのシステムも事務所側はインターネットの接続が必須です。
隊員は専用の携帯電話(個人/会社どちらでもよいが事務所側が把握している電話番号)から専用ダイヤルに電話をし、
流れる音声に従って番号を1度押すだけで事務所への報告が終了します。
番号は、出発・上番・下番・その他1・その他2・事務所連絡希望が設定できます。
事務所では当日+翌日の管制と各配置の応答状況が表示され、設定された時間までに応答がない配置は警告が発せられます。
主に施設警備に対して、出発・上番・下番等の報告を事務所の電話応対で対応しているような場合、
ほぼ事務所側の人的作業なしでそれらの作業が自動で行えるようになります。
導入時にオプション/システムプログラム構築費/設定費等が発生します。
毎月に基本料金(WEBサーバー維持費・専用電話番号代・システム保守料)と使用料(1着信毎課金)が発生します。
また隊員の携帯で通常の通話料金が発生します。
※隊員の携帯の契約が通話料込みの基本料などの場合はその料金に含まれます
※月額コストは利用状況によって異なりますが100名程の利用の場合は3~40,000円程です。
IVR(自動音声応答システム)そのものは古くから有り、特別な仕組みではありません。
しかし、自動応答の部分のシステム以外にも専用の高額な装置が必要だったり、報告が集中する時間帯に応じて電話回線数がある程度必要だったり、
いざ実施してみても上手く運用が可能かはやってみないと判らない、など、導入まで踏み込むには敷居が高いシステムでした。
本システムではIVRに関する仕組みはすべて大手通信業者のcloudに設置する事で、専用の装置や回線を必要としない自動音声応答システムを構築、
利用者側(管制)は特別な作業なく、セキュリティシステムの管制処理等で配置データを作成するだけで、本処理を起動すると配置一覧と、その応答状況を表示できます。
管制担当は作成した管制・スケジュールから登録した隊員のメールアドレスに対して報告用メールを毎日送信します。
隊員が受け取ったメール内には、明日の予定内容と、その報告を行うためのリンクが本文に埋め込まれており、リンクを選択する事で事務所に報告を行います。
事務所側では配置状況の一覧に報告時刻が自動更新されます。
導入時にオプション設定費等が発生します。毎月の利用料として利用人数に応じた固定の月額利用が発生します。
IVR版と比較すると、コストの変動はなく、より低価格での利用が可能です。
※隊員側はメールの受信にパケット代がかかります。